孤独の匂い - かりんとう日記

電車などで乗り合わせた23歳の子供が喋っているのを横で耳にするとき、頭の中で英語や仏語への変換を試みることがある。

他愛のない短い日常会話なのであるが、なかなか難しく、自分の外国語会話能力は3歳児以下なのだと痛感する(苦笑)

逆に、小学34年生を相手に授業をしていると、彼らの国語力の低さを実感することも多い。

こちらからの質問に対して、たいてい単語でしか返してこない。

また向こうから質問してくるときは、きちんと完結型の文章で質問できる子もいるけれど、言いたいことを推測してこちらから助けを出してあげないと、ちゃんと言えない子も多い。

 

そんな彼らには、仏語会話教室での自分自身を重ねあわせ、言いたいことがうまく言えないもどかしさに、心から共感したりもしている。

昨日のOM小学校では4年生の1組と2組に続けて授業を行った。

10分間の休憩のあとに同じ授業を続けて行うというパターンも最近はよくあるのであるが、集中力とパワーの持続には、かなりの気力を要するように感じるのは、ひょっとして年のせいなのか?!

そのうえ、頭の回転が速くておしゃべりな子が、先読みしてパッパと次のツッコミを入れてきたので、こちらのペースが崩されかけた場面も。

でも、所詮は10歳児なのだ。

加熱式タバコの話題になったとき、ある男の子がつぶやいた。

「アイコスって、こどくのにおいがする」

孤独の匂い???

この子は何を詩的なことを言っているのだ??

一瞬悩んだが、すぐに、「ああ、独特ね」と言い正してあげた。

その時の、「あっ、しまった! 間違っちゃった!」という顔をした彼の微笑ましさ!

一緒に給食をいただいて、帰る際、子供たち全員が両手を高く挙げて手のひらをヒラヒラさせている。

変わったバイバイだなと思ったら、担任の若い男の先生が、「手話で大きな拍手という意味なんですよ」と教えてくださった。

ああ、可愛い天使たち!